なぜバスは安全なのか
皆さん何気なく安心だと思い乗っているバスですが
なぜ安心なのか日常の中で深く考えないと思います。
そこで今回はわかりやすくまとめてみました。
読んでいただいた最後には今以上にご安心いただけると思います。
是非アルモニアバスを利用して楽しい体験をたくさんなさってください。
またそのためにも更なる安全対策に取り組んでいきます!
大型バスの運転手について
大型バスを運転するには、大型自動車免許が必要です。
免許取得には、普通自動車免許、または大型特殊免許取得者で、運転期間(免許停止期間を除く)が通年して3年以上経過していることが条件になります。
さらに、乗車定員11人以上の営業用車両、たとえば、路線バスや貸切で観光バスなどを運転する場合には、大型二種免許が必要になります。
お客様を安全に目的地まで運ぶために、道路状況の判断や渋滞回避、大きな車体を観光地の駐車場へ入れ込むなど、運転手として最高のレベルの技術を要求されているのです。
大型バスの運転手さんは、まさにプロの中のプロといっても過言ではないですね!
とはいえ、やはり人間ですから、長時間運転し続けることはできません。9時間以上、500㎞(夜間は400㎞)以上バスを運転する場合は、もう1人運転手を用意することが法律で義務付けられています。
無理な運行スケジュールにならないよう、手配する側も気を付けたいものですね。
バスの整備について
バスの点検はバスの運転手が毎日運行前と運行後に行うのが通例ですが、乗客の安全を守るために自家用車とは比較にならないほど厳しい安全基準が定められています。
自動車整備士2級の資格を持った整備士が法令で定められた3ヶ月点検と12ヶ月点検(検車)を実施します。
整備士とはバスの車両の安全を司るとても大切な仕事です。お客様の安全をお預かりする車両に何か異常が見つかった時には瞬時にご対応できるだけの経験と知識が求められますし、時には運行時にその場で対応できるだけのスキルを求められることもあります。
言わば、実際にお客様を安全にお運びするバスの、縁の下の力持ちなのです。
バスの運行管理者について
バス会社などでは、一定数以上の業務用自動車を有している営業所ごとに、一定の数以上の運行管理者を置くことが義務付けられています。
運行管理者とは、バスを始め、トラックやタクシーなどの営業用自動車の運行の安全確保のために設けられた国家資格です。原則として運行管理資格証を取得した者でなければ運行管理者として各バス会社には選任されません。お客様の安全を守るため、運転者の常務割や、休憩管理、指導監督、安全運行の指示などを行います。
有事にも臨機応変に対応できる能力を持つ、バス会社の司令塔的なポジションです。
セーフティバスについて
貸切バス事業者安全性評価認定制度の目的
貸切バスは、観光バスとしてのサービスのほか、団体輸送、イベント輸送等様々なニーズに対応する輸送サービスとして国民に広く利用されており、良質なサービスの提供が今後とも期待されています。
しかし、利用者や旅行会社にとっては、利用しようとする個々の貸切バス事業者が安全性の確保のための取り組みを適切に行っているか否かを判断することは難しいことから、安全性が十分に考慮されないまま利用する事業者が選択される場合があります。
貸切バス事業者安全性評価認定制度は、日本バス協会において、貸切バス事業者からの申請に基づき安全性や安全の確保に向けた取組状況について評価認定を行い、これを公表するもので、平成23年度から運用を開始しました。
これにより、利用者や旅行会社がより安全性の高い貸切バス事業者を選択しやすくするとともに、本制度の実施を通じ、貸切バス事業者の安全性の確保に向けた意識の向上や取り組みの促進を図り、より安全な貸切バスサービスの提供に寄与することを目的としています。
認定事業者の公表
評価認定制度によって認定を受けた事業者(認定事業者)については、国土交通省並びに日本バス協会のホームページにおいて公表するとともに、運行するバスの車体に認定事業者の証である「SAFETY BUS」(セーフティバス)マークを貼付することや、各事業者のホームページや従業員の名刺などにシンボルマークを表示することなどを通じ、認定事業者であることを外観から知ることができます。
貸切バス事業者安全性評価認定制度のシンボルマーク
このマークは、貸切バスをご利用されるお客様が安心してバス会社を選択できるよう、安全に対する取組状況が優良なバス会社であることを示すシンボルマークです。
「SAFETY BUS」(セーフティバス)は、安全に対して弛まぬ努力をし続けているバスを意味します。
※アルモニアバスでもセーフティバスとしてマークをいただいております。