定員数だけじゃない!貸切バスの選び方
貸切バスの車種を選ぶ際、まず決め手となるのが定員や乗車人数です。
しかし、定員や乗車人数以外にも、貸切バスを選ぶ際のポイントはいくつかあります。
そこで続いては、想定されるケース別におすすめの貸切バスの選び方について紹介していきます。
50名での社員旅行におすすめの貸切バス
50名での利用の場合、大型バス1台でも補助席を利用すれば乗車することは可能です。
ただし、大型バス1台のトランクルームに積載できるスーツケースの数は20個〜30個程度のため、泊まりがけで1人1つずつ荷物がある場合には、荷物が入りきらない可能性が高いです。また、長時間の移動を伴う場合、定員ギリギリの乗車では少し窮屈に感じてしまうでしょう。
全員の荷物やお土産を問題なく積載し、また車内でゆったりと過ごすことを想定すると、50名での社員旅行なら中型バス2台を手配するのがおすすめです。
30名でのバス遠足や修学旅行におすすめの貸切バス
学校や地域の子供会行事など、30名程度で遠足や旅行に行く場合はどうでしょうか。
子供たち30名が乗車するのであれば、大型バス1台でも定員に余裕があります。子供用のスーツケースであれば、1台で30個積載することができるでしょう。
貸切バスを2つに分けるとなると、引率の大人がそれぞれに乗車する必要があり、点呼も難しくなります。そのため、子供たち30名を乗せての移動なら大型バス1台の手配がおすすめです。
20名での日帰り観光におすすめの貸切バス
20名のグループで日帰り観光旅行に行く場合は、ゆったりと過ごせる小型バスの手配がおすすめです。
日帰りであればスーツケースなどの大きな荷物はないケースがほとんどですが、お土産などでトランクルームを使用する可能性があるでしょう。また、長時間の移動を伴う場合は、リクライニングシートに座ってゆったり過ごせる小型バスが快適です。
10名未満での空港送迎におすすめの貸切バス
10名未満の少人数で海外及び国内旅行に行く場合、空港までの送迎にはマイクロバスの活用がおすすめです。
貸切バスの中で最も小さいマイクロバスですが、定員は正座席のみで21名まで可能なため、10名未満での利用なら空いた座席に大きめのスーツケースを載せて運ぶことも可能です。マイクロバスなら小回りが利くので、住宅街から空港までの送迎もスムーズに行うことができます。乗り換えもないので公共交通機関よりも楽に空港まで移動することができておすすめです。
貸切バスの定員・乗車人数は補助席利用を含めて良い?
貸切バスの定員や乗車人数を考える時は、補助席を含めて考えても問題はありません。
ただし、高速道路を走る場合や夜間移動を伴う場合には、補助席が使えなくなる可能性があります。バスの車種によっては補助席にシートベルトが付いていない場合もあり、そのようなバスでは高速道路で人を補助席に座らせたまま走行することができないのです。
また、長時間の移動を伴う場合、補助席に座っている人が疲れてしまったり、車酔いで体調を崩してしまう可能性もあります。
高速道路での移動を考えている長距離の日帰り旅行や、宿泊を伴う旅行については、正座席のみで定員・乗車人数を考えておくと安心でしょう。
貸切バスは車種別の定員・乗車人数を把握して適切なものを選ぼう
貸切バスを手配する際には、利用する人数に合わせた定員・乗車人数の車種を選ぶ必要があります。また、人数以外に「スーツケースを何個乗せるか」「高速道路を走行するか」といったポイントも重要になってきます。当日になって焦らないためにも、見積もり前によく検討して車種を決定するようにしましょう。
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