感染症への対策が最優先となっている今、気軽に外出できない状況が続いています。そんな中様々な用途での感染対策を考慮した「新しい旅のスタイル」「新しい生活様式」が提案され私たちの生活にも定着しつつあります。また各旅行会社などでは感染予防と対策を考慮したうえでの新しいプランが打ち出され、そろそろ旅行などを計画されている方も多いのではないでしょうか。しかし移動手段として、バス 電車 飛行機といった交通機関を利用する場合、どうしても気になるのはコロナへの感染リスクです。本当に安全なのか?という疑問は少なからずあると思います。そこで今回は、貸切バスにおける感染予防対策とその安全性について紹介致します。
貸切バスは換気が優れた乗り物です。
貸切バスは、新幹線と同等の換気能力を持つ移動手段です。新幹線は窓が開きませvcん、このため車両に備わっている空調や換気装置により、常に空気が入れ替わるよう設計されている為、およそ6〜8分で換気されるシステムです。
貸切バスや高速バスなども窓が開かない仕様のものもありますが、新幹線同様に、「外気導入固定運転」を行うことで、
大型・中型観光バスタイプで約5分 マイクロバスでは約6〜7分で車内の空気を入れ替えることができるのです。また各路線バス事業者ですでに実施されている一部窓開放で、さらに換気性能がアップされます。
貸切バスにおけるコロナウイルス感染予防対策
いくら換気が良くなったからといって感染リスクがゼロになるわけではありません。では貸切バスを安心してご利用いただくために、各社がどのような感染予防対策にとり組んでいるか紹介していきたいと思います。
バス乗務員の健康管理徹底
バス事業所までの通勤方法を工夫
勤務中の完全予防
貸切バス車両、設備、器具の消毒徹底
バス運行管理者との対面点呼時の感染予防
バス乗務中の感染予防
バス乗務員の健康管理徹底
可能な限り、朝晩の検温実施し、体調の変化を重点的にチェックします。
発熱や咳などの症状がある場合は、自宅待機。症状改善後の出社は「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」などを参考にして判断しています。
バス事業所までの通勤方法を工夫
公共交通機関の混雑緩和を図る。自家用車での出勤や時差出勤、テレワークなどの勤務形態を工夫。また、公共交通機関を利用する場合は、マスク着用など感染予防を講じています。
勤務中の感染予防
従業員同士ができるだけ2m以上の間隔を保てるように配慮。
無理な場合は対角や横並びにするなど座席の配置を工夫しています。
また、定期的な手洗い、手指消毒、マスク着用、窓を開けての換気、必要に応じてアクリル板や、ビニールカーテンで遮蔽。
貸切バス車両、設備、器具の消毒徹底
バスの座席や手すり、テーブルなど不特定多数の利用者が触れる場所の消毒、定期的なクリーニングを実施。
運転に支障がない場合は、運転席及び運転席と後部座席の間に防護スクリーンを設置します。バス会社によっては、運転手の後ろの座席は使用しないとしているところもあります。
また、毎日車内をオゾン発生器による殺菌(除菌)脱臭(消臭)を行っているというバス会社も少なくありません。各社独自で安心して利用してもらえるよう工夫しています。
バス運行管理者との対面点呼時の感染予防
できる限り携帯型アルコール検知器を活用し、対面を防ぐ工夫を行います。対面で点呼を行う場合は、運転手との間にアクリル 板や透明ビニールカーテンなどを設置。
通常の点呼に加え、マスク着用や点呼前後の手洗い等の基本的な感染予防対策を確認します。
また、体温測定の結果を報告させるなど健康状態を確実に把握。万が一、発熱やせき等の症状があることが確認された場合には、自宅待機を命じます。
乗務中の感染予防
運行中はマスク着用。お金や書類のやり取り、荷物の上げ下ろし時はできるだけ手袋を着用するなど、直接の接触を避けるようにします。
エアコンによる外気導入や窓開け等の車内換気を行い、その対応を利用者にアナウンス。安心してバスを利用できるように配慮します。
エチケットを守って貸切バスでの楽しい旅行や移動を!
優れた換気能力と、各バス会社が感染予防対策を徹底して行っている為、貸切バスでの旅行、移動は安全に保たれているのです。あとは利用する人、1人々がエチケットを守り、感染予防を意識する事で、安全で楽しい時間や思い出が作れるのです。